はっぴーらいふ

ラグナロクオンラインのギルメンや自キャラの徒然ストーリーやオリジナル小説など
榊とうるの創作小説ブログ

例えばこんなたまり場の風景

ギルメンがでてきます

今回参加いただいたのは

さくらちゃん イグさん フロウさん カプさん 守門ちゃんでした

ご協力ありり!





皆さんは、時が止まるまたは凍る瞬間というのをご存じだろうか?

魔法職のストームがストや氷系の魔法でもなく、ましてやバードのジョークでもなく……。

っていうか、今現在それがなう、なんですけど。



 事の起こりは、たまり場でせくらさんが呟いた一言からだった。

 たまり場っていうのは、プロンテラ西の下水のそばの林の中なんだけど、そこが『はっぴーらいふ』のたまり場で、ずーっとそこに居住してるらしい。

 らしいっていうのは、俺がまだ新参者だからなんだけど

 で、そのギルド『はっぴーらいふ』のマスターはせくらさんっていうアークビショップなんだけど、その人がなんていうかもう…なんていうか……よく分からないんだ。

 すぐに怒るしさ

 それで今日も昼下がり、せくらさんと狩りに行こうっていう話になって、そこそこの時間狩りをしてたまり場に帰ってきたときに

「あー、もう俺も支援の腕鈍ったわ、全体支援多いのの便利だけどディレイが長いよなー」

不満げにそんな風に言うもんだから、俺が言ったのね


「え?せくらさん支援だったんですか?」


ピシッ


凍ったね。


何が悪かったのか、俺には全く分からないけど

凍った、空気が。


そのまま彼は俺にジュテックス連打して、怒りながらたまり場から出て行って、若干レア気味の俺がこのくさっぱらに今こうして放置されてるわけなんだけど

ちょっと誰か、リザかけてくんないかな……

と、ギルメンの帰宅を待っていたら、フロウさんが帰ってきて踏まれた

「うおっ?!なんか生暖かいもの踏んだ?!!っておもったら守門さんじゃん!すまん?!」

「いえ…こんなとこで転がってる俺が悪いんで」

「なにしてん?こんなとこで生焼けジャンか、ちょっと回復剤肉しかないけど食うか?」

「いえ…その前にリザしてもらっていいですか?」

「ちょっとまっててな?!倉庫から葉っぱとってくるわ!」

フロウさんとそんな話をしていたらちょうどイグさんが帰ってきた

「たっだいまー!」

そしてふまれt

「うお!守門ちゃん?!なんでこんなとこで地球と一体になってんの?!」

「いえ、ちょっと色々ありまして、っていうかリザしてもらっていいですk」

言いおる前にさくらちゃんがたまり場に来たらしく

「リザレクション!」

と、起こしてくれた

「どうしたの守門さん、こんなところに倒れて。枝ボスは仕様が変わったからフィールドにはもう出ないだろうし何かあった?」

「守門ちゃん自決したんだろ?毒飲み方間違えたんじゃね?」

さくらちゃんとイグさんが次々に聞き、フロウさんが倉庫から出してくれた魚とお肉を頂く

「こんなんしか倉庫になかったわ、ごめんな」

「あ。いえ、ありがとうございます」

もぐもぐと体力を回復した俺にフロウさんが聞いてきた

「それで、何があったらギロチンクロスが地面に倒れるんよ?」


「実は……」


そして俺は事の成り行きをみんなに話した。

イグさんはため息をつき

フロウさんは笑い

さくらちゃんは笑顔でアドラムスを俺に打ち込んできた


「な…なんでですか、さくらちゃん」


「そりゃ、駄目だわ守門さん」

フロウさんは笑いながら言う

「せくに謝ってきた方がいいぞ?」

「それだけ聞いたら、私だって怒るわよ」

ため息をつくように三人に怒られて困惑する


「ええっ?!どうしてですか?!だってせくらさんって、ジュテも使えるしMEだって打てるし、凄いじゃないですか!?」

転がる俺のそばで、さくらちゃんがしゃがんで聞く

「そんな、せくらに支援じゃないっていったの?」

行ったことは事実なので転がりながらうなずいた

「だって『支援』っていうと、支援だけしかしない人みたいじゃないですか!せくらさん前に立って戦ったりするときあるし、支援って言葉だけでくくったらもったいないかと思って」

俺のその言葉を聞いて、3人が笑い出した

「守門ちゃん、それせくに言ってやりなよ、期限直るから」

と、フロウさん

「守門ちゃんは決定的に言葉が足りないんだな」

と、イグさん

「どこに居るかわかる?ポータルだそうか?」

さくらちゃんの言葉に甘えて、出してもらったポタはゲフェン

何か凹んだことがあるとここに来るんだそうだ


噴水のそばで日向ぼっこしているせくらさんに、そっと近づき声をかける

「せくらさん」

「なんだよ」

「さっきのことなんですけど……」

「どーせ支援下手ですよ俺は、お前のこと今日だって転がしちゃったし」

ぶすったれていうギルドマスターに俺は言った

「そういう意味じゃないんです!せくらさんは支援だけじゃなくて、MEも打つし、ジュテだって打つし、支援だけするわけじゃなくて、ちゃんと俺のことも餌係として役立てて、ピンチの時にはテレぽで逃げて支援確保するっていうこともなくちゃんと一緒に全滅してくれるし!凄いアークビショップだって俺言いたくて……」


その直後、せくらさんがネタでとってるって言ってた、アドラムスが俺を直撃した


どうやら俺はまた言葉の使い方を間違えてみたいだ




同時刻、たまり場

カプさんが買い物袋を抱えながらたまり場に行き

「さっきゲフェンに凄い大きな雷が連続して局地的に落ちたみたいなんですよー?!、皆さん知ってましたか?!」

と、異常気象を目の当たりにしたかのような興奮をたまりばのギルメンに話したとか話さなかったとか。


せくらさんのご機嫌がその後、ほかのメンバーのフォローによって修正されたのも、後日の話。

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